朝日 健太 さん
札幌北24条校
札幌北高等学校→北海道大学 法学部
僕は当初、北海道大学よりも上位の難関大学を志望していました。それは高校1年の冬に決めた目標で、受験勉強もそれに向けてのものでした。結果的にはランクを下げての受験となりましたが、十分に立派な大学に合格できたと思います。高校生活、塾、その他全ての学習活動について、合格するために言えるのは「見極める」ということです。何を見極めるのか、二つあります。1つ目は「教材」を見極めることです。これが受験勉強では最も大切だと思います。学校や塾、はたまた自分自身に課題を出し取り組む場面も多いでしょう。そのとき、「出されたからやる」と受け身の姿勢ではなく、「何が自分を成長させてくれるのか」「それは本当に力になるのか」を考え、自分で選んだ教材を使ってやるんだという姿勢で取り組むことが重要だと思います。そのためには、常に自分が模試や定期考査で失点している理由、つまり苦手を把握する必要があります。「できない理由を潰す勉強法」をいかに意識的に行えるかが成績向上の鍵だと思います。もう一つはありきたりですが、「問題の核心」を見極めることです。「作問者は何を問いたいのか」を考えて勉強する、例えば分からなくても解答を見て問題の文言と解答のこの部分が対応しているな、と理解することで正解に近づきます。訓練を継続すれば、問われていることは予想できたが、それを導く過程は複雑なので思い切って飛ばすという判断もできます。僕はこの点をブレることなく実行してきたつもりです。