小野澤 遥人 さん
札幌駅北口校
立命館慶祥高等学校→東京大学 文科一類
決して楽な道のりではありませんでした。学校から逃げ出したくなった時、東進から逃げ出したくなった時、さらには高い目標にこだわる自分自身から逃げ出したくなった時がたくさんありました。しかし、逃げずに走り切ることができました。それは、三年間の受験勉強やその過程で経験する葛藤や成功体験が自分にとってどれほど大きな成長の機会になるかをおぼろげながらにも理解していたからです。一方で、私が受験勉強に充実感を感じられたのは他でもなく、両親が与えてくれた素晴らしい環境のおかげです。その環境とは、小学生時代の渡米経験(父の転勤)であり、慶祥中高であり、東進です。一定水準の努力を長時間淡々と続けることが苦手な私は常に学校や東進の教材・先生方から刺激を受け、学習の軌道修正をしていました。最後に、受験勉強とは贅沢です。私たち十代の「自力」とは実はとても小さいもので、両親が与えてくれる環境があってこそ、あらゆる学業、スポーツに励むことができています。そこで身に着けた力(思考力、知識量、精神力)を私たちはどのようにして人のために役立てられるのでしょうか。“Noblesse oblige”私の英語の先生はこれを「能ある者(与えられた者)の責任」と訳しました。つまりどういう意味でしょうか。私はこの問いから逃げない高校生・大学生でありたいと思います。後輩の皆さん、陰ながらではありますが、応援しています。