プラート アルヴィン さん
宮の沢ちえりあ前校
札幌南高等学校→東京大学 理科二類
入試改革とコロナ禍の両方を同時に経験し、難しい受験期だったことは間違いありません。また、受験における負の出来事をコロナに起因させる話もよく耳にします。ましてや、コロナの「お陰で」…なんていう話は、不謹慎だからでしょうか、滅多にありません。しかし、誤解、批判を恐れずに言うと、自分は後者のコロナの状況を生かすことができた人なのかもしれません。春には長い休校期間があり、学校祭等の行事も中止、学生として最後の行事が消え、目の前に「受験」しか残らなかった辛い日々を忘れません。しかし、自分で落ち着いて勉強と向き合う時間ができたのも事実です。実際自分が本格的に志望を東大に上げたのは、休校中でした。そして、その期間は、「本当に目指せるのかな?」という猜疑心を「努力次第で土俵には上がれそうだ」というやる気に変換していくものでもありました。目標が明確に定まれば、やることに迷いはありません。行事、青春…色々失いましたが、受験生として貴重な時間は手に入りました。これを目一杯活かせば、くよくよしている受験生と差をつけられる、そんなプラス思考は受験期を通してメンタルの維持には必要だったのかもしれません。そして、東進に入ることを決めたのも、コロナ禍の社会の状況を見極め、自分を支えてくれる最善のツールであると考えたからです。自分は比較的自分の計画に基づいて勉強するタイプだったので、必要な講座を必要なだけ気の赴くままに取れる東進のシステムは大変役に立ちました。受験勉強、学力を付けること以外にも、自分の頭でしっかり考えて、工夫をしながら物事を取捨選択していく力は必要だったと思います。